【新聞をちゃんと読める子にしたい】池上彰とニッポンの新聞
こんにちは！トーフーです！
みなさんは新聞を読んでいますか？
読んでいるなら何新聞ですか？
池上彰さんの「ニッポンの新聞」を読んで、
「情報を鵜呑みにしない」ことがすごく大事だなと
感じたので紹介します。
新聞をちゃんと読めますか？
池上彰さんのこの本には、メディアの裏側が書かれていて興味深く、
情報を鵜呑みにせず、自分で考えて受け取ろうという気持ちが高まります。
以下、覚書です。
朝日新聞の誤報とその後の対応
朝日新聞に限らず、新聞は人が記事を書いている以上、誤報はありうる。
特ダネを狙う意識の強さ、
重要性を高める書き方をする、
自社のデータベースをそのままコピペすることで過去の誤りが繰り返されてしまう…
など、理由はいろいろ。
「これって本当？」と疑ってみる視点が大事。
各新聞社のカラー
大きく分けて二つの論調がある。
①反政府派は「朝日、毎日、東京」
②政府寄りは「読売、産経」
③中間は「日経」
論調は、社会的背景やトップの意向で変わりうる。
（東京新聞は、２０１１年の原発事故で「反原発」を明確にした。）
一方、TVの場合、公共の電波は限られた資源で、
国民の財産であるため、一方的な論説はダメと考えられているため、中立。
朝日新聞は自由な社風？
独自の社説と反対意見をちゃんと載せ、フォーラム的な機能を果たそうとしている。
これは、アメリカの新聞大手に見られる。
自社の主張とは反対の意見を掲載しているように「社説」（editorial）に対抗する反対面（opposition）に載せている。
また、朝日新聞の記者は、自由にTwitterで意見していい。（他社ではほぼ禁止されている。）
また、社内で、「他社に情報を流したのは誰なのか」という犯人捜しの騒ぎにならない。
CNNとFOXのちがい
アメリカの大手TV局２社。
どちらも戦争で視聴者を増やしたがその違いは？
CNN
１９９０年の湾岸戦争。２４時間ニュース専門チャンネルだったので、
刻一刻と変わる戦況をアメリカ国民に知らせることができ、
アメリカ３大ネットワーク（CBS,NBC,ABC）を引き離した。
FOX
２００３年のイラク戦争。「戦況の伝え方」で視聴者の支持を集める。
普通なら「米軍（U.S. army）は・・・」と客観的に伝えるのに、
FOXは、「わが軍（our army）がいよいよバグダッドに進撃です！」
と”愛国報道”をした。
新聞記者の役割
紙媒体の新聞が廃れても、「伝える」役割が必要なことは変わらない。
鉄道が輸送手段として発達して、馬車が廃れても、「運ぶ」という
仕事が必要なように。
また、ジャーナリストは歴史を変える力がある。
１９７２年のウォーターゲート事件。
「民主党本部に泥棒が入った」だけだった事件を、
感のいい２人の記者が調査。
結果、当時政権を握っていた共和党が民主党本部に盗聴器を仕掛けようと
していたことが発覚。
さらに、この事件をきっかけに、
現職のニクソン大統領が、CIA（国外の諜報活動担当）を使って、
国内で不正をもみ消していたことが明るみになり、
アメリカ史上初、現職大統領の辞任に追い込む。
まとめ
印象的だった個所をまとめただけなので、
興味がある方はぜひ読んでみてください。
なんとなく一紙読んで納得ではなく、
同じニュースを新聞各紙がどう扱っているかを比べるのって
面白そうだし、
実際すごく大事だと思います。
ちなみに、うちは日経電子版。。。
子どもは、新聞＝紙だと思っているので、
ワタシがタブレットで新聞を読んでいても、新聞を読まない人だと感じているかもしれません。
子どもにどうやって新聞を読む姿勢を見せようか考え中です。
ではまた☆
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